秋の全国交通安全運動が21日から始まった。名古屋市中区の愛知県議会議事堂前であった出発式には、アイドルグループのSKE48の太田彩夏さん(23)と末永桜花さん(21)も駆け付けた。
日没時間が早まる9月以降は交通事故が増える傾向にある。30日までの運動期間中、県警は「夕方の5~7時は魔の時間」を合言葉に、歩行者には反射材の着用を、ドライバーらには早めの点灯を呼びかける。
太田さんは「交通事故は、自分たちでも対策ができることが分かりました。愛知県が安全な街になってほしい」と話した。(米田怜央)
シートベルト着用していれば助かった可能性も…
愛知県警によると、9月20日時点で県内の交通事故死者数は102人(暫定値)。大阪府(110人)に次いで全国ワースト2位だ。
県警が1~8月の死者93人を分析したところ、65歳以上の高齢者が約半数の45人を占めた。今年は歩行者の信号無視が原因の事故が目立つといい、前年同期の3倍にあたる9人が亡くなった。
自動車事故では、死者21人のうち約半数の10人がシートベルトを着けていなかった。特に後部座席で亡くなった4人は、着用していれば全員が助かった可能性があるという。警察庁と日本自動車連盟(JAF)が昨年、シートベルトの着用状況(一般道路)を全国で調べたところ、愛知県内は運転席では9割超の着用率だったが、後部座席は5割に満たなかった。
4月、名古屋市西区で軽乗用車の後部座席に乗っていた男女2人が死亡する事故があった。いずれもシートベルトを着けていなかった。運転していた女性はシートベルトをしていて軽傷だった。
やわらかいベルトに警告音…メーカーも工夫様々
非着用者の割合は、交通事故…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル